朝乃山は年寄剥奪も 嘘で高くついたキャバクラ遊びの代償
相撲協会のルールを破った揚げ句、それをごまかそうとウソまでついた代償はとてつもなく大きいものになりそうだ。
折も折、緊急事態宣言下のキャバクラ通いが発覚した大関朝乃山(27)のことだ。
週刊文春によれば、朝乃山は今場所2日前の晩から翌日にかけて会員制のラウンジへ。これ以外にも緊急事態宣言の最中に“闇営業”のキャバクラに複数回出入りしていたという。
不要不急の外出を禁じた日本相撲協会の「新型コロナウイルス感染症対策ガイドライン」に違反したばかりか、協会幹部の逆鱗に触れたのは聞き取り調査に対して当初、ウソをついていたことだ。
協会のガイドライン違反では昨年7月場所の最中、当時、幕内だった阿炎がキャバクラに通ったことがバレて、出場停止3場所と5カ月の報酬減額50%の処分を受けているが、大関という責任ある立場にありながらウソまでついていただけに重い処分は免れそうもない。
ある親方が言う。
「朝乃山が聞き取り調査に対して当初、事実無根と言下に否定したのは致命的。協会の看板力士だけに、後で事実と分かったら大変なことになるよと何度も助け舟を出してもらいながらウソをついて逃げ切ろうとしたのですから。スミマセンと素直にキャバクラ通いを認めれば、大関という責任の大きさを加味しても阿炎よりひと場所多い4場所出場停止くらいで済んだかもしれないが、それより重い処分になるだろうし、相撲を取れたとしても年寄にはなれないかもしれない。協会のルール破りをごまかそうとした力士が、親方になって後進の指導をするのもおかしな話です」
朝乃山は20日から休場したが、理事会では極めて重い処分を食らうことになりそうだ。