朝乃山の“ダメ師匠”元大関朝潮 自身も飲み歩き「退職」

公開日: 更新日:

 この師匠にしてこの弟子あり、だ。

 11日の臨時理事会で6場所出場停止処分となった大関朝乃山(27)。さらに師匠の錦島親方こと元大関朝潮(65)の退職も決定した。

 緊急事態宣言下の5月場所前、キャバクラに何度も通った大関も大関だが、師匠の錦島親方も同じく飲み歩いていたのだから、とんだ「ダメ師弟」である。

 錦島親方は5月場所中、母校近大の関係者と飲みに行くなど、弟子に車いすを押させて複数回、居酒屋などで酒を飲んでいたという。

 角界では「どこか抜けたところがある」と苦笑いされていた錦島親方だが、朝乃山のキャバクラ通いが発覚した直後は厳しい態度を取っていた。

 評論家を務める日刊スポーツ紙の5月22日付けの「大ちゃん大分析」でこう綴っていたのだ。

<何であんな行動をしたのか理解したがい。入門から昨年まで師匠として、そんな指導はしてないし期待を裏切られた思いでいる。大関の地位にいながら考えが甘く自覚がなかった。信用を取り戻すためにどうするか、自問自答してほしい>

 今となっては「どの口が言うのか」という噴飯ものだ。かつては朝青龍が暴力事件を起こすなど、弟子の不祥事は今回で2度目。朝青龍も朝乃山もこんな師匠の背中を見て育ったのでは、醜態をさらすのもある意味必然か。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 2

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  3. 3

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  4. 4

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  5. 5

    阪神・藤川監督が酔っぱらって口を衝いた打倒巨人「怪気炎」→掲載自粛要請で幻に

  1. 6

    巨人・小林誠司に“再婚相手”見つかった? 阿部監督が思い描く「田中将大復活」への青写真

  2. 7

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差

  3. 8

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  4. 9

    フジテレビを救うのは経歴ピカピカの社外取締役ではなく“営業の猛者”と呼ばれる女性プロパーか?

  5. 10

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された