4カ月ぶりA代表の久保建英は先発かベンチか…そして「壁」を超えられるか?
久保建英(マジョルカ/20歳)
「僕は今、マジョルカでも基本はトップ下でやっていて、代表でもトップ下。オプションとして右もありますけど、代表ではトップ下を狙っていければいい」
2021年9月のカタールW杯最終予選開幕の直前だった。久保は自身の最適ポジションについてこう語っていた。
実際、同年9月のオマーン、中国との2連戦ではトップ下で輝きを放った。その後、右ひざ負傷で3カ月の長期離脱。その間に日本代表の基本布陣が4-3-3へとシフトした。久保がどのポジションで起用されるのか、今回の中国、サウジアラビア相手の2連戦の重要命題となる。
■代表内序列を上げられず
18歳になったばかりの2019年6月のエルサルバドル戦でA代表デビューを飾った久保。「金田喜稔(解説者)の持つ19歳119日の最年少得点記録更新は確実」と期待が高まった。しかし、2019年9月にスタートしたW杯2次予選の前半戦は思ったように出場機会を得られず、2020年のコロナ禍に突入。空白期間が生まれた。