大阪国際女子はゴール直前まで男性PMが先導 元陸連幹部「マラソンとは呼べない」と激怒
大阪国際女子マラソンは松田瑞生(26)が2時間20分52秒の大会新記録で圧勝。終盤はややペースが落ちて、日本女子選手4人目となる2時間20分切りは達成できなかったが、日本女子歴代5位の時計で7月の世界選手権(米オレゴン州)代表候補に入った。
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それにしても、レースを見ていた人は「あれ?」と思ったのではないか。
序盤から松田と上杉真穂(26)の2人が先頭集団を引っ張る男子3人のペースメーカー(PM)についた。大会要項には「ペースメーカーに男性競技者を起用した場合は、記録の扱いは女子単独レースではなく、男女混合レースとなる」とある。その時点で「女子マラソン」とは言えないが、この3人の「ミッション」は1キロを3分19秒から20秒で刻み、2時間19分56秒から2時間20分39秒ぐらいの記録でゴールさせること。選手がついてくれば、「2時間20分切り」や大会記録(2時間21分11秒)が更新できる「筋書き」だった。