ロッテ佐々木朗希の威嚇騒動は氷山の一角…「審判との事件簿」を3人の球界OBが明かす
ロッテ・佐々木朗希(20)に対する審判の威嚇騒動が決着である。26日、NPBは友寄審判長と渦中の白井審判が話し合ったことを発表。「今回は別の方法を考えて対応すべきだった。白井審判も深く理解をした。処分は考えていない」と明かした。
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24日のオリックス戦で判定に不満げな表情を見せた佐々木朗希に対し、まるでドーカツするような白井球審の言動が物議を醸したが、選手と審判の衝突は枚挙に暇がない。
現在は独立リーグ群馬のシニアディレクターを務める球界OBの平野謙氏は「私も何度もありました」とこう続ける。
「現役時代、二塁に盗塁してタッチアウトになったが、ベースカバーに入った野手はボールをグラブからポロリ。ただ、選手の背中側から見ていた塁審はそれに気付かず、『アウト!』です。その場にいた誰もがこぼれたボールを見ていたし、私も『空タッチ!』と指摘しましたが、塁審は『何言ってんだ! タッチしたからアウトだ!』と頑として譲らない。ロッテの二軍監督時代もそう。選手も審判も、二軍はいわゆる修行の場。にも関わらず、『俺たちは絶対的な権威を持っている』と勘違いしている審判はいた。選手が判定に『え?』という表情を見せただけで、『なんだその態度は!』ですよ」