織田信成モラハラ裁判で浮き彫りに…フィギュアスケート界が抱える「闇」

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 それでも、「それも鍛錬。そういった試練を乗り越えなければ、トップには上がれない」とコーチ陣に心酔し、厳しい指導に感謝する保護者も少なくない。それどころか、自分の子供が厚遇を受けられるよう、保護者が率先して別の生徒やその保護者を貶める行為も常態化しているというのだ。

「保護者の間でも、いまだに『勝たせてもらえれば子供に何をしてもいい。殴ってもいい』という人がいますが、一方でそれではいけないという目覚めも出てきている。裁判はあくまで司法の上でのこと。仮に浜田元コーチが裁判に勝ったとしても、その指導法がすべて正しかったということではないと思うし、それを盾に同じ指導を続ければ、選手に敬遠されるでしょう」(前出の小林氏)

 先月9年ぶりの現役復帰を果たし、リンクに戻ってきた織田。閉ざされた時代遅れのリンクに風穴を開けることができるか。判決は来年3月2日に言い渡される。

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