北口榛花が世界陸上女子やり投げ逆転で金メダル! 日本人女子選手がマラソン以外で初頂点
中学時代は競泳やバドミントンに取り組み、陸上に転じたのは高校時代。2015年の世界ユースで金メダル。2019年にやり投げ王国チェコに渡り、レベルアップを図った。12位に終わった東京五輪後は体づくりから徹底的にやり直した。
「もう興奮しすぎちゃってよく分からない。最後の投てきで(いいスローが)投げられると信じてよかったと思うし、5投目までで終わったら本当に悔いが残ると思った。自分が歴史をつくると決めて世界選手権にやってきた。つらいことはたくさんあるが、きょうだけは世界で一番幸せです。ちゃんと練習の成果を出せた自分を褒めたい」
と北口。
北口の日大時代の監督の小山裕三氏も本紙にこうコメントを寄せた。
「夢を追い、単身チェコで武者修行し、多くの苦労もあったと思う。努力は報われ、夢はかないましたね」
来年のパリ五輪の代表も内定した。次は五輪で頂点に挑む。