プロテストに合格したばかりの新人が国内メジャー大会を制しても何の不思議もない
「日本女子プロゴルフ選手権」最終日は、2打差3位発進のルーキー神谷そらが小祝さくらとの接戦を制し、国内女子メジャー大会でツアー2勝目を早々と挙げました。
今春の宮古島合宿で神谷と一緒にラウンドする機会があり、方向性に粗削りな部分がありましたが、飛距離が出て、アプローチやパットも技術が高く、すでにスコアをまとめる力がありました。
きっと1年目に2、3勝はするだろうな、と予想した通りの成績を出し、この勢いはまだまだ止まらないはずです。海外でも十分に戦えるテクニックがあり、いずれ米女子ツアーにも挑戦していく将来有望な若手といえます。
昨年大会は19歳だった川崎春花が勝ち、2年連続でプロテストに合格したばかりの新人がメジャータイトルを手にしています。
男子では昨年の日本オープンでアマチュアの蝉川泰果が勝つなど、メジャー大会で若い選手の活躍が止まりません。メジャー大会といえばコース設定がタフで、高額賞金に加えて複数年シードが手に入るだけに誰もがタイトルを手に入れたいと必死です。それだけに、会場は異様な雰囲気に包まれるのですが、そんな空気を何も感じないかのように、若手があっさりタイトルを奪っていくのはアマチュア時代からの準備が大きいといえます。