大関・霧島もっか初日から3連勝!“ドタバタ横綱”照ノ富士とは対照的な安定感
相手の攻めにも慌てることなく、冷静に対処した。
先場所優勝し、今場所綱とりがかかる大関霧島(27)は16日の3日目に熱海富士と対戦。立ち合いで186センチ、181キロの巨漢に押され、土俵際まで押し込まれたものの強靱な粘り腰でしのぐと、体を入れ替えて形勢逆転。もろ差しから一気に寄り切った。
【写真】この記事の関連写真を見る(05枚)
霧島は場所前の二所ノ関一門連合稽古では申し合いの少なさを親方衆に指摘され、稽古総見でも精彩を欠いた。
しかし本番に強いのか、もっか3連勝。2日目は稽古総見で圧倒された高安に完勝した。今場所は優勝、あるいはそれに準ずる成績ならば、念願の頂点に手が届く。
「昔は稽古で10番20番なんてウオーミングアップでしたからね。その当時と比べたら物足りなく映るのは無理ないけど、霧島は現在の力士の中では稽古量が多い方。これといった型はないが下半身の強さに定評があり、どんな相撲にも柔軟に対応できるのが強みです」(若手親方)