巨人・浅野翔吾に「一軍英才教育」待望論 求められる“高卒2年目レギュラー定着”の王道
巨人のドラ1が二軍戦で打ちまくっている。
去る2日のロッテとの二軍戦で、プロ入り初の2打席連続本塁打を放った浅野翔吾(19)である。
昨3日の同戦も「3番・中堅」でスタメン出場。4打数無安打に終わったものの、相手の失策と四球で2度出塁。5-2の勝利に貢献した。
高松商からドラフト1位で入団して2年目。二軍戦の前までの5試合は20打数10安打の打率5割、4本塁打、7打点と大当たり。桑田二軍監督も「打席での読み方、待ち方、状況もだいぶ読めるようになってきた」と急成長に目を細めている。
一軍の外野は丸とヘルナンデス、西武からトレードで加入した若林がスタメン出場を続けている。さる巨人OBが「浅野が狙うのは若林の枠です」と、こう続ける。
「球団は浅野を松井秀喜、岡本和、坂本のような高卒の生え抜きスター選手に育てたい。阿部監督もそれは理解している。特に松井と坂本は高卒2年目にレギュラーに定着して、スターに駆け上がりましたから。若林がバカ打ちしているならまだしも、絶好調の浅野を抜てきして育てて欲しいという声も球団内にある。長嶋監督と松井、原監督と坂本のように、阿部監督と浅野という師弟関係が築けるし、きちんと育て上げることができれば、球団上層部の阿部監督の評価も上がるというものです」