著者のコラム一覧
小林佳樹金融ジャーナリスト

銀行・証券・保険業界などの金融界を40年近く取材するベテラン記者。政界・官界・民間企業のトライアングルを取材の基盤にしている。神出鬼没が身上で、親密な政治家からは「服部半蔵」と呼ばれている。本人はアカデミックな「マクロ経済」を論じたいのだが、周囲から期待されているのはディープな「裏話」であることに悩んで40年が経過してしまった。アナリスト崩れである。

累積赤字は膨れ上がるばかり…官民ファンドは第三セクターの二の舞か

公開日: 更新日:

 国土交通省が管轄し、企業の海外インフラへの投資を支援する官民ファンド「海外交通・都市開発事業支援機構」(JOIN)は、2023年度決算で799億円もの巨額損失を計上した。

 損失の主因は、米テキサス州での新幹線建設事業とミャンマーの都市開発事業の失敗だ。新幹線建設事業では米国企業に出資したが、地元の事情などもあり先行きが不透明として417億円を損失計上した。

 また、ミャンマーの都市開発事業は国軍のクーデターで中断し、179億円の損失が出た。「JOINの累積の赤字額は1000億円近くにまで膨らむとみられている。総額約2500億円の投融資額のうち、約4割が回収不能という惨憺たる結果だ」(メガバンク幹部)という。

 さらに、7月1日には、JOINがブラジル・リオデジャネイロ州で進めてきた鉄道事業の現地法人が破産手続きに入ったことが明らかになった。出資額のすべて81億円が毀損した。同事業も国土交通省の管轄で、政府と三井物産、JR西日本も出資していた。

■14ファンドが活動も…

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    大谷の今季投手復帰に暗雲か…ドジャース指揮官が本音ポロリ「我々は彼がDHしかできなくてもいい球団」

  3. 3

    フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり

  4. 4

    フジ反町理氏ハラスメントが永田町に飛び火!取締役退任も政治家の事務所回るツラの皮と魂胆

  5. 5

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  1. 6

    “下半身醜聞”川﨑春花の「復帰戦」にスポンサーはノーサンキュー? 開幕からナゾの4大会連続欠場

  2. 7

    フジテレビ「中居正広氏に巨額賠償請求」あるか? 「守秘義務解除拒否」でウソ露呈

  3. 8

    今田美桜「あんぱん」に潜む危険な兆候…「花咲舞が黙ってない」の苦い教訓は生かされるか?

  4. 9

    Kōki,『女神降臨』大苦戦も“演技”は好評! 静香ママの戦略ミスは「女優でデビューさせなかった」こと

  5. 10

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ