「東京鉄道遺産100選」内田宗治著

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 都内に600キロ張り巡らされた路線のうち、JRの6割以上、私鉄でも4割近くの区間が今から100年以上も前に開業したものだという。本書は、沿線の各所に残る鉄道遺産を紹介しながら、その歴史をたどるビジュアル鉄道本。

 JR四ツ谷駅を発着する複々線の線路のうち、総武線下り電車だけが通る重厚な赤れんが造りのトンネル「旧御所トンネル」は、前身の甲武鉄道開業時からのもので、実に120年以上、現役で使われているのだとか。その他、日本で初めて開業した鉄道を現在の東京駅方面に延伸するために造った「新永間市街線」の高架橋や、都内最古の現役木造駅舎・原宿駅など。姿を消しつつある鉄道遺産の中から厳選した100カ所を紹介。(中央公論新社 1050円+税)



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