「戦国武将の実力」小和田哲男著

公開日: 更新日:

 1000人以上もいるという戦国武将から選りすぐった111人の履歴と業績を紹介、その実力を評価する武将名鑑。

 守護大名・今川氏の一食客の身から、一代で伊豆・相模2カ国の戦国大名にのし上がった北条早雲(伊勢宗瑞)。合戦では奇襲・謀略を多用し悪名高いが、領国経営には真摯な態度で臨み、短期間で伊豆平定に成功したのも減税や福祉政策を実行したからだという。各大名を「先見性」「統率力」「教養」「実行力」「企画力」の5項目で5段階評価。早雲は信長、秀吉、家康と並ぶ23点の最高評価だ。以下、最低11点の家康の長男・松平信康まで、お馴染みの大名たちの真価をランク付け。時代小説のサブテキストとしても最適。(中央公論新社 840円+税)



最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広末涼子容疑者は看護師に暴行で逮捕…心理学者・富田隆氏が分析する「奇行」のウラ

  2. 2

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  3. 3

    中居正広氏《ジャニーと似てる》白髪姿で再注目!50代が20代に性加害で結婚匂わせのおぞましさ

  4. 4

    広末涼子は免許証不所持で事故?→看護師暴行で芸能活動自粛…そのときW不倫騒動の鳥羽周作氏は

  5. 5

    佐藤健は9年越しの“不倫示談”バラされトバッチリ…広末涼子所属事務所の完全否定から一転

  1. 6

    【い】井上忠夫(いのうえ・ただお)

  2. 7

    広末涼子“密着番組”を放送したフジテレビの間の悪さ…《怖いものなし》の制作姿勢に厳しい声 

  3. 8

    中居正広氏は元フジテレビ女性アナへの“性暴力”で引退…元TOKIO山口達也氏「何もしないなら帰れ」との違い

  4. 9

    大阪万博は開幕直前でも課題山積なのに危機感ゼロ!「赤字は心配ない」豪語に漂う超楽観主義

  5. 10

    カブス鈴木誠也「夏の強さ」を育んだ『巨人の星』さながら実父の仰天スパルタ野球教育