酷暑を乗り切る夏の官能小説特集
「人妻アプローチ」桜井真琴著
酷暑が続く日本列島。外出するのも躊躇する今夏は、涼しい室内で官能小説の世界に耽りたい。甘美な陶酔の世界にいざなう、4冊を紹介しよう。
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「人妻アプローチ」桜井真琴著
映像制作会社を辞めてゴルフのインストラクターになった東山純也はある日、かつて仕事で世話になった紺野夫妻とラウンドレッスンに出た。
ところが夫の紺野は仕事のトラブルで途中で帰ってしまい、妻の美沙と午後のラウンドをすることに。清純でグラマラスな36歳の美沙に心乱す純也は、最終ホールでミス。林の中にボールを捜しにいくと、美沙が「スイングの邪魔になっている気がするの」と純也の股間をなでてきた。豊満な肉体の美熟女が、自分の足元にしゃがんで充血した男性器を素手で愛撫している。
「もう、ぬるぬるになってるわ。気持ちいいのね……。こんなにカチカチに大きくしているから真っすぐ飛ばないんだわ」。(「林の中で美人妻と二人きり」)
ほか、レッスン中にセクハラをしてほしいという女子大生、再会した同級生の美人プロゴルファー英梨奈との一夜など、夜の熱いレッスンを描く書き下ろし長編。 (双葉社 836円)
「なまめき山の秘めごと」橘真児著
「なまめき山の秘めごと」橘真児著
山村で生まれ育った24歳の昭彦は、半年前に祖父の遺産である通称「オメ山」を譲り受けた。ある日、東京のOL・竹沢芽衣子がやってきて、山を案内してほしいという。昭彦は快諾し芽衣子と入山。すると、ある大木に触れた芽衣子が突然発情しだした。芽衣子はジーンズとパンティーを膝まで脱ぎ下ろすと、昭彦の手を自分の股間に導き、「ね、舐めて…オマンコ」。
舐めろと言われたのだから遠慮は無用と昭彦はかぐわしい女芯に顔をうずめた。「あ、あ、それいいッ」。軽く吸っただけで芽衣子が鋭い声を発する。やがて「こんなにギンギンじゃない。出したいんでしょ?」。反り返る若茎の根本が握られた──。
童貞を喪失した昭彦の前に女教師・みのり、小学校の同級生・理緒らが次々と現れ、「オメ山」で淫らな交歓をすることに。果たして昭彦は「オメ山」の秘密を知る。
地方の村を舞台にした快楽ハーレム連作集。 (竹書房 869円)
「人妻アイドル」草凪優著
「人妻アイドル」草凪優著
高校教師の由起夫は、31歳のとき、生徒で17歳の乃愛と愛し合う関係に。しかし関係者にバレ、2人で上京する。2年後、乃愛は妊娠し、それを機に籍を入れた。
そんなある日、タレント事務所の女社長エリカが乃愛をスカウト。デビューした途端、あっという間にトップアイドルに上り詰めると、エリカは由起夫を呼びだして関係を持つ。そして「乃愛に知られたくなかったら離婚しろ」と迫り、由起夫は離婚届を置いて乃愛の前から姿を消す。
1年後、乃愛は既婚者であること、子どもがいることを突然、記者発表。エリカも折れ、2人はホテルで再会を果たす。
「会いたかったよ、先生っ」
由起夫が桃割れの間に手指を忍びこませていくと乃愛はくぐもった声をもらした。乳首をいじられるだけで欲情剥き出しに身をよじっている。
「イッ、イクッ! 乃愛、イッちゃいますっ! あぁあああーっ!」
パンティーやストッキングを着けたまま、挿入もしないでイカせたことなど初めてだった。 (徳間書店 880円)
「屋根裏の人妻」葉月奏太著
「屋根裏の人妻」葉月奏太著
大学生の哲郎は、アパートの部屋を誰かにのぞかれている気がして、ある日、天井裏にあがってみると自室の天井にのぞき穴を発見する。犯人は隣室に住む夫と別居中の人妻・玲子と思われ、哲郎は玲子の部屋の天井に穴を開ける。
ある日、天井裏から玲子の部屋をのぞいていた哲郎は彼女が男に無理やりされているのを目撃してしまう。
男は玲子をベッドに横たえると足首をそれぞれつかんだ。股間が真上を向く。いわゆる、まんぐり返しの体勢だ。男は玲子の股間にむしゃぶりつく。「ああッ、い、いやぁっ」。快楽に流される玲子は淫らで美しく、哲郎は興奮した。のぞき穴から玲子が犯される姿を見て、勃起したペニスがブリーフの中で爆発した。
数日後、哲郎は玲子の助けを求める声を聞き、部屋を訪ねる。事情を語るうち玲子は、「抱いてもらえませんか」と言って顔を赤らめた。
美しき人妻の乱れる姿をのぞき見る官能書き下ろし。 (二見書房 869円)