「ずっと幸せなら本なんて読まなかった」三宅香帆著

公開日: 更新日:

「ずっと幸せなら本なんて読まなかった」三宅香帆著

 本は楽しさだけでなく「悩みについて答えに近いヒントをくれるものでもある」と著者。自身も悩みや葛藤を抱えるたび、解決しようのない苦しみを感じるたび、しんどいなと思うたび、本を開き、答えを得てきたという。そんな著者のセレクトによる「人生お助け処方本」を紹介するブックガイドエッセー。

 たとえば、「怒られた日の夜に読む本」として紹介されるのは小説「夏が僕を抱く」(豊島ミホ著)。この本は、青春時代に感じた無数の感情がさらっと描かれており、ああこういう感情を昔は持っていたなという懐かしさや既視感、そして切なさが、今の自分を慰めてくれると語る。

 ほかにも「死にたいとき」や「風呂に入りたくないとき」など、それぞれのシチュエーションに合わせて33冊を「処方」。

(幻冬舎 1100円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人のW懸案「ポスト岡本和真&坂本勇人」を一気に解決する2つの原石 ともにパワーは超メジャー級

  2. 2

    反撃の中居正広氏に「まずやるべきこと」を指摘し共感呼ぶ…発信者の鈴木エイト氏に聞いた

  3. 3

    松本潤、櫻井翔、相葉雅紀が7月期ドラマに揃って登場「嵐」解散ライブの勢い借りて視聴率上積みへ

  4. 4

    遠山景織子 元光GENJI山本淳一との入籍・出産騒動と破局

  5. 5

    永野芽郁&田中圭の“不倫LINE”はどこから流出したか? サイバーセキュリティーの専門家が分析

  1. 6

    だから高市早苗は嫌われる…石破自民に「減税しないのはアホ」と皮肉批判で“後ろから撃つ女”の本領発揮

  2. 7

    中居正広氏vsフジテレビは法廷闘争で当事者が対峙の可能性も…紀藤正樹弁護士に聞いた

  3. 8

    ユニクロ女子陸上競技部の要職に就任 青学大・原晋監督が日刊ゲンダイに語った「野望」

  4. 9

    吉岡里帆&小芝風花の電撃移籍で様変わりした芸能プロ事情…若手女優を引きつける“お金”以外の魅力

  5. 10

    佐々木朗希が患う「インピンジメント症候群」とは? 専門家は手術の可能性にまで言及