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井上トシユキITジャーナリスト

1964年、京都市生まれ。同志社大学文学部卒業後、会社員を経て、98年からジャーナリスト、ライター。IT、ネット、投資、科学技術、芸能など幅広い分野で各種メディアへの寄稿、出演多数。

一度きりの人種ヘイトで全てを失ったハリウッド女優の場合

公開日: 更新日:

■「イスラム教徒と猿の惑星の混血児」と名指しでツイート

 さまざまな人種や宗教に関わる従業員や顧客、ステークホルダー(利害関係者)が必ずいることは、グローバル企業では大前提だ。悪名は無名に勝るというが、なりふり構わず炎上し、注目を集めるまではよい。だが、その後で購買行動に結び付けられるかは未知数であり、炎上の後始末や傷ついたブランドイメージのリカバリーも、たとえ事前に想定していたとしても簡単ではない。

 今回の炎上騒動が払ったコストに見合うものなのか、これから支払うツケの方が高くつくのか、それは誰にもわからない。

 アメリカでは、たった一度の人種ヘイトの炎上で仕事も信用も、すべてを失ってしまった女優がいる。

 ハリウッドのウォーク・オブ・フェームにもその名があるロザンヌ・バーがその人だ。自らの名を冠した「ロザンヌ」というコメディードラマで90年代に大人気を博したバーは、21年ぶりの同作の復刻が大当たり。視聴率で首位に立ち、エミー賞候補と騒がれたほどだ。

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