遅すぎた解散劇…ASKAの脱退をChageが受け入れた理由

公開日: 更新日:

「人気が出てから距離ができ、不仲説やすれ違いは以前からあった。解散はやむなしだったのでは」と、あるベテラン芸能記者はこう言う。

「ASKAさんには、チャゲアスは俺がメインという思いがずっとある。Chageさんの楽曲ももちろんあるのですけど、現に今、自分ひとりでツアーもできるし、歌っていくうえで、Chageさんの存在が必要不可欠というわけでもない。今は個人のファンクラブを持ち、今年はバンドツアー『Made in ASKA―40年のありったけ―』を回っています。チャゲアス時代の3分の1でもファンクラブにいれば十分、やっていけるでしょうし、解散の意思はもう何度もChageさんサイドに伝えていた。ASKAさんにとってチャゲアスはとっくに終わったものだったのです」

 一方のChageも、雑誌インタビューで「俺はASKAがいなくては、いま、こうして音楽をやれていない。きっとASKAも、俺がいたから、ここまできた。二人だったからこそ、たどり着けた。そう思っています」と熱い思いを語っていたが、言いしれぬ思いもあったようだ。

「覚醒剤事件のときも、チャゲアスを支え、ASKAさんの味方をしてきたのがChageさん。クスリに関しては、ずっとやめろやめろと言ってきて、今もその影響を疑ったり心配をしている。それなのに、事件後、ASKAさんからは直接の謝罪を受けていない。頭をさげてくれば、一緒にまた一から出直すつもりでいるのに……。『万里の河』の♪どれだけ待てばいいのですかああ届かぬ愛を、というサビに近い気持ちを抱えてきたように見えます」(前出のベテラン記者)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」