沢田研二の矜持と覚悟 コロナ禍でソロ50周年ライブ大盛況

公開日: 更新日:

「コロナ対策で25分押し(遅れ)の開演だったのですが、そうしたことへの批判をも受け止めようとしていたと思います。ファンの前に姿を見せるのは1年4カ月ぶり。今回は、ちゃんと生きているぞという健在ぶりを示し、往年のファンも、いろんなものを乗り越えて会場に足を運ぶことで気持ちを形にした。そして、歌を通じて自分史の確認をしているような1時間半のステージだったと思います」

 往年のヒット曲を歌わないとの評判もあるが、ステージでは「時の過ぎゆくままに」「TOKIO」といった名曲を変わらぬベルベットボイスで聴かせ、ソロデビュー曲「君をのせて」などで、50年を振り返った。

「ソロデビューはザ・タイガース解散とおなじ1971年ですが、ソロ一本ではなく、バンド活動も続けたかったジュリーは、人気GSのメンバーが集まったPYG(ピッグ)という新たなバンドに参加しました。商業主義に走ったとか批判も浴びて、ものを投げつけられたり、ヤジも浴びせかけられていたそうです。そんななかでのソロデビューでしたから、先も見えない中、本人もそれでやっていけるのか、不安だったのではないでしょうか」(加藤氏)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末