NHK紅白裏“視聴率対決”の明と暗 テレ東「孤独のグルメ」大躍進が納得できるワケ
テレ朝の「ザワつく」がトップに躍り出る一方、「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!絶対に笑ってはいけないシリーズ」が、11年連続で民放トップを独走していた日テレは、10ポイント以上落とし、首位から転落。
2021年の年間視聴率で、個人視聴率では全日、プライム、ゴールデンの「三冠」を達成した日テレだが、世帯視聴率では、テレ朝にプライムでトップの座を奪われ、ゴールデンでも同率首位に迫られた同局にまたしても衝撃が走った。日テレ関係者はこう話す。
「ダウンタウン頼みで企画力が落ちていることが露呈しました。今更、芸人が飲み食いしながら内輪受けでダラダラやる番組など、昔のフジテレビのノリじゃあるまいし、視聴者には到底、受け入れられない。かといって、ダウンタウン復活もないでしょう。局は検討委員会を設置し、新たな次回の企画を募るつもりのようです」
一方、17年から5年連続で「孤独のグルメSP」を放送していたテレ東。過去4年は平均視聴率4%台だったが、今回は初の5%超えとなり、民放3位に食い込む大健闘となった。躍進の理由について、ドラマに詳しいコラムニストのペリー荻野氏はこう話す。