著者のコラム一覧
三枝成彰作曲家

1942年、兵庫県生まれ。東京芸大大学院修了。代表作にオペラ「忠臣蔵」「狂おしき真夏の一日」、NHK大河ドラマ「太平記」「花の乱」、映画「機動戦士ガンダム逆襲のシャア」「優駿ORACIÓN」など。2020年、文化功労者顕彰を受ける。

河瀬直美さんの在野精神はどこへ…アーティストは未来の評価を気にかけるべきだ

公開日: 更新日:

 彼らへの評価はいずれも、心まで権力に売り渡さず、批判精神を持ち続け、メッセージのある作品を残したことによる。槙原敬之さんの「世界に一つだけの花」も、性的マイノリティーの人たちも含めて、すべての人が互いの個性を尊重しようというメッセージソングだ。

 河瀬さんが批判精神を忘れたと言うつもりはないが、反対の声も多かった五輪招致をみんなが「喜んだ」と言い、2025年の関西万博のプロデューサーにも就任したことを知ると、体制にべったりのように見えてしまう。

 私も“お上”の仕事を請け負うことはある。腰抜けと言われても仕方ないが、それでも体制への批判精神を忘れることはない。アーティストが体制から恩恵を受けていたら、やがて創作の自由は奪われる。結局は表現者としての未来を歪めてしまうことになるのだ。

 権力に同調してプロパガンダに手を貸すことだけは、したくない。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    大谷の今季投手復帰に暗雲か…ドジャース指揮官が本音ポロリ「我々は彼がDHしかできなくてもいい球団」

  3. 3

    フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり

  4. 4

    フジ反町理氏ハラスメントが永田町に飛び火!取締役退任も政治家の事務所回るツラの皮と魂胆

  5. 5

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  1. 6

    “下半身醜聞”川﨑春花の「復帰戦」にスポンサーはノーサンキュー? 開幕からナゾの4大会連続欠場

  2. 7

    フジテレビ「中居正広氏に巨額賠償請求」あるか? 「守秘義務解除拒否」でウソ露呈

  3. 8

    今田美桜「あんぱん」に潜む危険な兆候…「花咲舞が黙ってない」の苦い教訓は生かされるか?

  4. 9

    Kōki,『女神降臨』大苦戦も“演技”は好評! 静香ママの戦略ミスは「女優でデビューさせなかった」こと

  5. 10

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ