著者のコラム一覧
荒木経惟写真家

1940年、東京生まれ。千葉大工学部卒。電通を経て、72年にフリーの写真家となる。国内外で多数の個展を開催。2008年、オーストリア政府から最高位の「科学・芸術勲章」を叙勲。写真集・著作は550冊以上。近著に傘寿記念の書籍「荒木経惟、写真に生きる。荒木経惟、写真に生きる。 (撮影・野村佐紀子)

<74>シャーロット・ランプリングも歳を重ねてからのほうが断然いい

公開日: 更新日:

 2005年にロンドンのバービカンで個展をやって、その後にパリに行ってパフォーマンスもやったんだよ。観客が1000人ぐらい集まってさ、混んでいて、シャーロット・ランプリングも来てくれたのに、オレのいるところに入ってこれなかったっていうんだよ。一緒に行ってるのが彼女を見つけてね、観客と一緒に見ててくれたって。(2005年、ロンドンのバービカン・アート・ギャラリーで、それまでで最大の大回顧展「Self,Life,Death」(私・生・死)を開催。個展オープニングの後、パリに移動し、パレ・ド・トーキョー現代創造サイトでフォト・パフォーマンスを行った。荒木がポラロイドで超スピード撮影する様子がライブで大画面に投影され、別のスクリーンに荒木が撮った1枚1枚のポラロイド写真が映し出された。大きな注目を集め観客が詰めかけ、メディアも押し寄せた)。

 そのとき、シャーロット・ランプリングに会えなくてね。東京で彼女を撮影したのは、その3年前かぁ。来てくれて嬉しかったよ。会いたかったな。

(構成=内田真由美)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    五輪もスポーツも「興味なし」ミエミエ…シラケる番組MC・コメンテーターたち

  2. 2

    中日・根尾昂は責められない。定石を度外視、一貫性も覚悟もない指揮官の大問題会員限定記事

  3. 3

    フワちゃん芸能界追放へ…やす子への暴言炎上は鎮火せず SNSの“NGフレーズ”が致命傷

  4. 4

    選手村は乱交の温床、衝撃の体験談…今大会コンドーム配布予定数は男性用20万個、女性用2万個!

  5. 5

    中丸雄一に"共演者キラー"の横顔も…「シューイチ」で妻の笹崎里菜アナも有名女優もゲット

  1. 6

    「マスク論争」に終止符? 新たなエビデンスが英国医師会誌で報告される

  2. 7

    川合俊一らと男子バレー“御三家”だった井上謙さんは「発達障害の息子のおかげで学んだ」

  3. 8

    やす子「自衛隊時代のパワハラ告発報道」でも好感度が揺らがぬワケ…毒は吐くけど無駄にキレない

  4. 9

    中丸雄一「まじっすか不倫」で謹慎!なぜ芸能人は“アパホテル”が好きなのか…密会で利用する4つの理由

  5. 10

    “新婚の路上ナンパ師”中丸雄一の痛~いオジサンぶり 「お叱りを受け止める」表明で会見は?