“恋のから騒ぎ”12期生・渡部いずみさん全身整形856万円! 現在は化粧品会社のヤリ手社長
渡部いずみさん(「恋のから騒ぎ」12期生/39歳)
明石家さんまがMCを務めた深夜のバラエティー番組「恋のから騒ぎ」(日本テレビ系、1994~2011年放送)は、オーディションで選ばれた一般女性が恋愛をテーマに語り合うトークバラエティー。番組からは小林麻耶&麻央姉妹や西川史子らも輩出した人気番組だった。渡部いずみさんも05~06年に12期生として出演し、「南米の鳥」の愛称で活躍した。ギャルメークでイケイケだった渡部さん、今、どうしているのか。
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渡部さんに会ったのは、東京都内の某社会議室。ギャルの片鱗は跡形もなく、見違えるほど美しく変身していた。なんと、856万円をかけて全身を整形したのだという。
「そんなに変わりましたか(笑)? 自分ではもう、前からこの顔だったように思えるんですよ。整形したのは、9年前に化粧品会社をつくって『PINCHER』というブランドを立ち上げたんですけど、化粧品を開発・通信販売する会社をやるのだから、まずは自分がキレイにならないと説得力がないな、と思ったからなんです」
■“南米の鳥”が化粧品会社を設立
整形もビックリだが、“南米の鳥”が経営者というのにもビックリだ。
「美を追求する気持ちは、子どもの頃から強かったんです。それが、『恋から』卒業後に芸能活動をしたり、六本木のクラブやキャバクラで働くうちに、ますます強くなりました。とくに、私が働いていたキャバクラは日本のなかでもトップクラスのお店だったから、働いてる女の子はみんな芸能人よりキレイなくらいで、美意識も高かった。それで私も刺激を受け、美容情報をもらい、たくさん化粧品を試すなかで、『もっとこういうのがあったらいいのに!』と思って自分で開発してみたのが最初です。ボディークリームを1000個作り自分のブログとかで宣伝しただけなのに10日ほどで売り切って、『本当に良いものを作ったら、ちゃんと売れるんだ!』とうれしくなりました」
今ではアイテム数は約40に増えた。食品原料だけを使用したマルチクレンズ(クレンジング兼洗顔)が一番の売れ筋で、200ミリリットルで6980円。楽天市場の“洗顔甲子園2021”で最高金賞を受賞したというからスゴイ。
東京・世田谷に本社を置くほか故郷・岐阜にも支店を構え、社員を5人も抱えるヤリ手社長とは驚いた。
「請求書や納品書の意味さえ知らないところから始めましたからね。今も寝る1分くらい前まで仕事してるんですけど、突き抜けたものを作りたい、という楽しい気持ちが止まらない。製品の質は維持したいから、お金をもっと稼ぎたいとか、会社を大きくしたい、という欲は全然ないです」
サンミュージックを経て夜の六本木へ
美肌へのこだわりは強く、この6月には初の書籍である美容本「イルカ肌洗顔のススメ」(主婦の友社)を出版。「美肌で人生が変わる!」と力説している。
仕事に夢中になるのはいいが、プライベートはそっちのけ?
「いえ、会社を立ち上げた頃に結婚し、子どもも小学校4年生と3歳の男の子がいますよ。仕事をしながら家事・育児、最近は上の子の宿題をみたりもしていますが、子育てが大変だとは全然思わないですね。ダンナが協力的だということもありますし、水商売していたときの方が二日酔いなのに仕事行ったり、アフター3軒ハシゴとか体力的に大変でした(笑)」
さて、渡部さんは中学からサックスに打ち込み、地元の高校の音楽科を卒業後、上京し洗足学園音楽大学に進学。4年生のとき、就活用に書いたエントリーシートを「恋のから騒ぎ」に送り12期生になると、派手な外見から「南米の鳥」というニックネームを拝名し存在感を発揮。番組卒業後は芸能プロ「サンミュージック」に所属し、写真集も出版した。
「『から騒ぎ』収録後は仲の良いメンバーと一緒に、よく合コンに行っていました。出会いを求めて、というより番組用のネタ作り(笑)。当時、仲が良かったメンバーとは今もつながっていて、会ってランチしたり、旅行したりしていますよ。でも、最近の話題はもっぱら子どもやダンナさんのこと。変われば変わるものです、ハハハ」
(取材・文=中野裕子)