水谷豊が「帰ってきたマイ・ブラザー」に ベテラン俳優が舞台に出演する諸事情
水谷豊(70)が23年ぶりに舞台出演する「帰ってきたマイ・ブラザー」が東京の世田谷パブリックシアターで公演中だ。
4兄弟コーラスグループを描いたハートフルコメディーとのことだが、共演の顔ぶれがすごい。段田安則(66)、高橋克実(62)、堤真一(58)、寺脇康文(61)と、水谷の久々の舞台をサポートする意味合いもあってだろうか、みんな主演格だし芸達者が集まっている。
これだけ豪華メンバーが集まるのも、実は映画やドラマの制作にあまり予算をかけなくなってきており、ベテランの大物俳優たちの活躍する場所が少なくなっていることも影響していると思われる。上演中の世田谷パブリックシアターは“舞台の聖地”といわれる劇場で、ここでの作品に出演することがステータスとなる役者もいる。ただ、キャパシティーは600席余りで、決して大きな劇場ではない。
■1ステージは最高でも40万円
そもそも、舞台の主演を務めると、最高で1ステージ40万円ほどのギャラが支払われることが多く、今回の舞台メンバーだと、だいたい20万円ぐらいのギャラが常識的だと思われる。