「旧ジャニタレのため」の紅白歌合戦が44年ぶり出場ゼロ…NHKの“忖度枠”はこうして増えた
「紅白」から旧ジャニーズタレント(以下・旧ジャニ)の出場がゼロになった。実に44年ぶりのこと。少年隊、SMAPらが出場していた頃は、人気だけでなく、誰もが知るヒット曲もあり違和感はなかった。近年は嵐のメンバーらが司会まで務め、「旧ジャニのための紅白」のようだった。
出場グループも5組、6組と増え、ファンは大喜びでも、全国の人が見る公共放送としては、公平さに欠けていた。旧ジャニの枠を確保のために、はじき出された他の歌手も被害者かもしれない。
性加害問題がなければ、今年も紅白は旧ジャニ祭りだったはずが、NHKは10月の定例会見で「新規の出演依頼については被害者への救済と再発防止への取り組みが着実に進まないと行わない」と明言していたことを紅白で証明した。付け加えるなら、NHKの忖度による出場枠だったことを認めたことにもなった。
今年は旧ジャニ恒例の「カウントダウン」コンサートも、毎年中継していたフジテレビがすでに放送しないことを発表。大晦日は出ているのが当たり前だった“旧ジャニタレ”が消える。