テイラー・スウィフト5年3カ月ぶり来日でガッポリ! “モノ申す歌姫”の経済効果は340億円ナリ
テイラー・スウィフト(34)が7日から10日まで、東京ドームで5年3カ月ぶりの来日公演を開催した。4日に最新アルバム「ミッドナイツ」がグラミー賞で史上最多4度目の年間最優秀アルバム賞を受賞。11日には恋人のトラビス・ケルシー(NFLカンザスシティー・チーフス=34)がスーパーボウルに出場とタイムリーな来日となった。
昨年の全米ツアーの経済波及効果は1.5兆円。全米のGDPにまで影響を及ぼすといわれ、今回のジャパンツアーも22万人を動員、経済波及効果は340億円とも報じられていた。しかし抽選申し込みが始まったのは昨年6月。海外からの購入サイトも用意され、チケットは昨年のうちに完売、すでに「スウィフトノミクス」は始まっていたのである。
会場には彼女の代名詞“スパンコールのキラキラ衣装”コスプレをしたファンが続々集結。会場の外では彼女を象徴するピンクのカウボーイハットを売る外国人もおり、コスプレ率の高さにファッションアイコンとしての絶大な影響力を痛感。
スパンコールのボディースーツにブーツ姿で登場すると会場は総立ち。露出度の高さは、スタイルの良さを際立たせ、ウオーキングだけで魅了。趣向を凝らしたステージング、早着替えもあり、ほぼ休憩なしで3時間のライブを完走。「大満足!」(20代女性)、「アコースティックの曲が良かった」(30代女性)、「スタイルが半端なく良くて、どの衣装もすてき」(10代女性)と観客を圧倒した。
アメリカの大統領選では彼女の発言が若年層に多大な影響を及ぼすとされ“スウィフト効果”を脅威に思うトランプ陣営は「国防総省の秘密エージェントだ」「交際はNFLを盛り上げるための嘘」などフェイクニュースを拡散させているともっぱら。そんなデマで動じないのがスウィフトで、彼女の定番・赤リップは意志の強さを象徴し、ライブ中もギター1本、ソロピアノで歌うアコースティックの楽曲で骨太のメッセージを届ける。若者や性別、マイノリティーの悩みに寄り添う曲も多く、政治を含めた“モノ申す姿勢”をリスペクトするファンが多いのもうなずける。