朝ドラ「虎に翼」第51話に賛否両論 "男女=恋愛"に結びつけたがる視聴者が大荒れの背景
もっとも、《よねさんと轟は人間的に相性は良いと思うけど恋愛関係にしてほしいとは全く思わなかったから今回でバディ路線確定になって本当に良かった》《長い朝ドラの一話で軽く同性愛に触れただけでこの反応なんだ…拒絶反応示してる人多くてびっくりする。》と"男女=恋愛"層に辟易するファンも。
「学生時代から喧嘩ばかりしていた轟とよねのコンビは、いわゆる少女漫画なら最悪な印象から恋愛に発展するパターン。男女のコンビは、視聴者も親近感を持つほど恋愛に結びつけたがる傾向にあり、放送回が進むごとにSNSでは結婚を願うファンが増えていました。今回轟の花岡への愛情をハッキリ描いたことで、異性のよねとの今後の可能性を断ち切られ、恋愛要素を楽しんでいたファンからは"裏切られた"と捉えられたのでしょう」(テレビ誌ライター)
ちなみにオープニングのクレジットには「ジェンダー・セクシュアリティ考証」の担当者が記載されており、本作の脚本家・吉田恵里香氏も同日、自身のX(旧ツイッター)を更新。『よねが【白黒つけたい訳でも白状させたい訳でもない】と言っていますし、轟も自認している訳ではないのですが、一応、念の為に書いておきますね』『轟の、花岡への想いは初登場の時から【恋愛的感情を含んでいる】として描いていて私の中で一貫しています(本人は無自覚でも)。人物設定を考える時から彼のセクシャリティは決まっていました』と説明している。