SNSで情報が“タコツボ化”する危うさ…兵庫県知事選での影響めぐり「news zero」藤井貴彦アナが指摘

公開日: 更新日:

 これはいわば、自分が欲している情報にのみアクセスしている状態。いわば「情報のタコツボ化」だ。

「米大統領選の際も指摘されていましたが、勢い、それは全体ではないし、偏ったものになりがちです。これにより、例えば“斎藤知事はハメられた、それをマスメディアは一切報じていない”という情報にばかり接していると、それがすべてだと思い込んでしまう現象が起きます。一般的にネット上の情報は、まさに玉石混交で、陰謀論をはじめ、裏付けの取れていない情報や改変された情報なども数多く含まれているので、うのみにしないほうがいいということは言えると思います」

 井上氏はその対処法についてはこう続けた。

「検索という行為は、自分の欲しい情報にアクセスする最短距離ではあるのですが、今はそこにレコメンド機能が合体しており、それは避けることはできません。それで同じような情報にばかりさらされていると、その情報が唯一の真実であり、他の情報は目に入らないという状態に陥りやすい。それを避けるためには、あえて反対の意見を検索したり、できるだけ全体像がわかる情報にアクセスしたり、原典やオリジナルの意見に当たるなど、ネットの空間と自覚的に付き合うことが必要になってきます」

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動