体が休まり疲れも取れる 「うつぶせ睡眠」はメリット多し
うつぶせ寝の基本姿勢は、まず顔を左右どちらかに向け、枕の端に乗せる。顔を向けている側の腕と足を窮屈にならない程度に曲げ、反対側の腕と足は伸ばす。
この寝姿勢をつくった時に、体と布団の間に隙間があると無理な体勢になる。胸の下や脇にクッションやタオルなどを入れ、自然に呼吸がしやすくなるように高さを調節する。
「寝ている最中に寝返りをうって、横向きやあおむけになっても問題ありません。睡眠は眠り始めてから最初の15~30分が重要で、そこさえうつぶせで眠ることができれば、深い睡眠や疲労回復につながります。また、最初は多少窮屈に感じても2週間は続けて様子を見てください。寝姿勢を変えると、呼吸する際に使う筋肉の動きも変わります。その動きを学習するまで時間が必要なのです」(菅原氏)
自力で起き上がったり、顔を横に向ける動きができない人の場合はうつぶせ寝は厳禁。窒息する危険がある。
また、それでもあおむけの方が自然に眠れるという人は、無理にうつぶせに寝る必要はない。睡眠に不満がある人は、まずはうつぶせ寝を試してみてはどうだろうか。