10分でOK 「メニエール病」死ぬほど辛いめまいの治療法

公開日: 更新日:

 メニエール病は、耳鳴り、難聴、めまいを繰り返す病気だ。内耳のリンパ液が何らかの理由で増えすぎて水ぶくれ(内リンパ水腫)になることが原因だが、なぜそうなるかははっきりと分かっていない。このメニエール病で注目を集めている治療のひとつが「鼓室内チューブ留置術」だ。

 メニエール病の治療はまず、運動やストレス解消などの生活指導から始まる。これでよくならなければ、薬物治療だ。

「当院の場合は紹介患者が多いので、生活指導と薬物治療を併用するケースがほとんどですが、メニエール病はストレスと強い関係があるため、生活指導は非常に重要です。これだけでよくなる患者もいます」(東京医科歯科大学耳鼻咽喉科学講座・角田篤信准教授)

 薬は、内リンパ水腫を軽減するための利尿薬、内耳の循環障害や神経機能の改善の循環改善薬、ビタミン薬、内耳機能の障害を改善するステロイド、めまいに効く漢方薬を適宜使う。精神安定剤を用いることもある。

「どの薬が効くかは患者によって全く違います。様子を見て、一番合うものを探っていきます」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大逆風の田中将大まさかの〝浪人〟危機…ヤクルト興味も素行に関する風評が足かせに

  2. 2

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  3. 3

    楽天・田中将大の二軍テスト続行を明言…“外様”今江監督ならではの「常識的判断」

  4. 4

    「(菊池雄星を)高1で超えてやる」 天性の負けず嫌いが花巻東に進学した“本当の理由”

  5. 5

    斎藤元彦知事&代理人弁護士「時間差会見」のあざとさ…二人揃ってPR会社美人社長をバッサリ切り捨て

  1. 6

    八村塁が突然の監督&バスケ協会批判「爆弾発言」の真意…ホーバスHCとは以前から不仲説も

  2. 7

    斎藤元彦知事が百条委トンズラで大誤算!公選法違反疑惑に“逃げの答弁”連発も「事前収賄罪」の可能性

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    「終わらない兵庫県知事選」の行方…新たな公選法違反疑惑浮上で捜査機関が動く“Xデー”は

  5. 10

    斎藤元彦知事代理人の異様な会見…公選法違反疑惑は「桜を見る会前夜祭」と酷似、期待されるPR会社社長の“逆襲”