秋うつは「窓際」で撃退 日の出時刻を脳に感知させる

公開日: 更新日:

■夏の疲労をとることも大事

 本格的な冬季うつになる前に、秋にしっかり手を打ちたい。まず、日に日に遅くなる日の出時刻をしっかり脳に感知させることが重要だ。

「夜の就寝は、カーテンを少し開けて窓際で寝るようにしましょう。日の光は網膜でしか感知できないので、窓に頭を向けて寝るのがベストです。環境的に窓際で寝ることができない場合は、目覚めたらできるだけ早く窓際から1メートル以内に入り、脳に日照時間の変化を知らせてください。これを毎日繰り返すことが重要です」(菅原氏)

 不調を感じたら、副交感神経を優位にするのも効果的。秋は交感神経が高まって活発になるが、逆にリラックスできず、うまく休息できなくなる場合がある。副交感神経節は、首や尻の中央付近の仙骨にある。この部分をホットパックなどでじんわり温めるとバランスが整ってくるという。

「暑い夏の間にたまった疲労をしっかりとることも大切です。行楽シーズンだからといって、土日にあちこち出歩くことは避け、まずはしっかり休息してください」(奥田氏)

 これで、秋の物悲しさも乗り切れる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」