老化早める物質「AGE」は食事の工夫で蓄積量が抑えられる

公開日: 更新日:

 また、コラーゲンがAGE化すると、皮膚の弾力が低下し顔のたるみやしわ、筋力の低下の原因にもなるという。実年齢以上に顔が老けていたり、握力が低下している人はAGEが多く蓄積している可能性が高いのだ。

■「揚げる」より「蒸す」「煮る」

 イタリア人約1000人を対象にした研究では、AGEの蓄積量が多い人ほど歩くスピードが遅く、6年後の死亡率が高くなることがわかっている。また、AGEの蓄積量を抑えると、アンチエイジングを促す長寿遺伝子(サーチュイン遺伝子)の働きが活発になるという。若々しく長生きするためには、AGEから体を守らなければならない。

 そのためにはどうすればいいのか。

「AGEは食べ物から取り込まれる場合と、体内で作られる場合の2通りがあります。食べ物なら、タンパク質と糖が加熱されて茶色くなったホットケーキのようなものに多く含まれています。また、AGEは高温で加熱するほど含有量が多くなるので『生→蒸す→煮る→炒める→焼く→揚げる』の順番で増えていきます」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  2. 2

    桜井ユキ「しあわせは食べて寝て待て」《麦巻さん》《鈴さん》に次ぐ愛されキャラは44歳朝ドラ女優の《青葉さん》

  3. 3

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  4. 4

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  1. 6

    西内まりや→引退、永野芽郁→映画公開…「ニコラ」出身女優2人についた“不条理な格差”

  2. 7

    永野芽郁“二股不倫”疑惑でCM動画削除が加速…聞こえてきたスポンサー関係者の冷静すぎる「本音」

  3. 8

    佐々木朗希が患う「インピンジメント症候群」とは? 専門家は手術の可能性にまで言及

  4. 9

    綾瀬はるかは棚ぼた? 永野芽郁“失脚”でCM美女たちのポスト女王争奪戦が勃発

  5. 10

    江藤拓“年貢大臣”の永田町の評判はパワハラ気質の「困った人」…農水官僚に「このバカヤロー」と八つ当たり