横森理香さんは「更年期障害」とどう向き合ってきたのか

公開日: 更新日:

 アンチエイジングクリニックでホルモン値を調べてもらうと、その時は正常値で「更年期ではない」との診断でした。でも、自分としては“きてるな”と思いましたよ(笑い)。いま思えば、プレ更年期だったのでしょう。勧められた重金属デトックス(排出)によって皮膚のかゆみは止まりましたが、訳もなく落ち込んだり、風邪がなかなか治らないといった症状が始まりました。ただ、このプレ更年期はハーブなどの自然療法で乗り切ったのです。

 そして51歳の夏、生理時に卵巣嚢腫が2度破裂して、大学病院で腹腔鏡による右卵巣摘出手術を受けました。ここで言いたいのは、手術ではなく手術前に打った「リュープリン」という女性ホルモンを止める注射によって、「疑似閉経」を経験したことです。

 生理が止まると、初のホットフラッシュ体験をしました。1日に7回ほど突然の大汗に襲われる上、ひどい肩凝り、手足のこわばり、右手小指のしびれといった副作用が起こったのです。その時は「手術までの我慢」と思って耐えましたが、「もう二度と嫌だ」と思うほどつらいものでした。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド