痛むのに原因わからず…「慢性疼痛」を治す4つのポイント

公開日: 更新日:

③体を動かす

 薬で痛みを抑えつつ、多少の痛みがあっても体を動かすようにする。

「痛みがあるからといって外出せず、自宅でもあまり体を動かさない状態が続くと、慢性の痛みが長引くことがわかっています。痛くても歩いたり動いたりしてもらうと、痛みよりも行動に注意が向いて痛みを感じにくくなっていくのです」

 病院で行われるリハビリだけでなく、日常的に毎日続けられる活動が大切だという。家事も立派な運動で、まずはそこから始めるのもいい。

「ストレッチやウオーキングなど、その患者さんがいまできる運動から始め、少しずつ運動量を増やしていきます。水泳を始めて痛みが改善した患者さんもいます。体を動かすことだけでなく、水着を選ぶ楽しみ、施設のスタッフや仲間とのコミュニケーションが増えるなど自分の居場所ができたことで、痛みを感じにくくなったのです」

④認識を変える

 痛いと感じたときに、音楽を聴いたり、瞑想したり、ヨガをしたり、体操をしてもらう。痛みに対する目線を変え、「痛みのせいで何もできない」という認識を、「痛みがあってもやれることはたくさんある」という方向に変えていく。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  2. 2

    五輪ニッポン「破産」するスポーツ団体が続出か…JOCは早くも助成金の大幅減額通達

  3. 3

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

  4. 4

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  5. 5

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  1. 6

    シーズン中“2度目の現役ドラフト”実施に現実味…トライアウトは形骸化し今年限りで廃止案

  2. 7

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸300億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」

  3. 8

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 9

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  5. 10

    佐々木朗希の今季終了後の「メジャー挑戦」に現実味…海を渡る条件、ロッテ側のスタンスは