【解熱鎮痛消炎剤】金額ベースでは高脂血症治療薬の3分の1の規模
■上位100品目中58品目がジェネリック
解熱鎮痛消炎剤の多くは、発売からかなりの年月が経っているため薬価が低く、先発薬とジェネリックの価格差があまり大きくありません。先発薬の多くは、1錠当たり15円から30円程度。ジェネリックの多くは数円から20円程度。患者にとっては、ジェネリックに切り替えたとしても、経済的メリットはわずか(窓口負担で1錠当たり数円)です。
それでも上位100品目のうち、ジェネリックは58品目を占めています。
処方量は19億2000万錠で、全処方量の41%に達しており、数のうえではジェネリックが成功している市場と言えるでしょう。しかし売上高はわずか149億円、市場占有率は12・2%に過ぎません。