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神崎浩孝医学博士、薬剤師

1980年、岡山県生まれ。岡山県立岡山一宮高校、岡山大学薬学部、岡山大学大学院医歯薬学総合研究科卒。米ロサンゼルスの「Cedars-Sinai Medical Center」勤務を経て、2013年に岡山大学病院薬剤部に着任。患者の気持ちに寄り添う医療、根拠に基づく医療の推進に臨床と研究の両面からアプローチしている。

抗体製剤は予期していなかった副作用が表れる可能性がある

公開日: 更新日:

 副作用が少ない薬ではあるものの、免疫に働きかける全く新しい作用の抗がん剤であることから、予期していなかった副作用も指摘されています。甲状腺炎(甲状腺機能低下症など)、下垂体炎(下垂体機能低下症など)とともに、1型糖尿病が起こるという報告もあります。

 免疫チェックポイント阻害剤を使って、急激な血糖値の上昇、もしくは口渇、多飲、多尿、全身倦怠感といった症状が表れた場合は、薬剤性の劇症1型糖尿病を疑う必要があるかもしれません。

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