抗体製剤は予期していなかった副作用が表れる可能性がある
副作用が少ない薬ではあるものの、免疫に働きかける全く新しい作用の抗がん剤であることから、予期していなかった副作用も指摘されています。甲状腺炎(甲状腺機能低下症など)、下垂体炎(下垂体機能低下症など)とともに、1型糖尿病が起こるという報告もあります。
免疫チェックポイント阻害剤を使って、急激な血糖値の上昇、もしくは口渇、多飲、多尿、全身倦怠感といった症状が表れた場合は、薬剤性の劇症1型糖尿病を疑う必要があるかもしれません。