虫垂が肥大して…川浪ナミヲさん手術は腹腔鏡から開腹へ
医師によると「腸や虫垂には痛みを感じる神経がないから、胃が痛いんだと錯覚するんです」って。だから、たぶんボクは、半年間ほど虫垂炎を自力で散らしながら生活していたんです。
「なるべく早く帰りたい」と病院に懇願し、糸が付いたまま5日目に退院しました。医師の説明では「糸は付いていますが、傷は塞がっているので、入浴も大丈夫」とのことでした。なので、神戸の自宅に戻って、そりゃ、お風呂に入りますよね。
■術後感染症で1カ月の再入院
でも、1週間もすると傷口がシクシク痛みだしたんです。見ると、赤くパンパンに腫れあがっている。素人目に見ても膿んでいるのが分かり、地元の大きめの病院へ行くと、「術後感染症です。これはちょっとかかりますよ」とのこと。細菌感染による化膿でした。表から消毒するだけではダメで、一度傷を開いて腹膜の中まで調べられました。結果、奥まで菌は到達していなかったのですが、しばらく入院して、毎日傷口を開けて消毒する必要があると言われたのです。
それでも、頼み込んで近所の町医者に「通院」することで、よしとしてもらいました。ところが町医者に行くと「これは入院せなあかんやつや」と言われ、すぐさま診てくれた医師に電話をかけて叱り付け、病院に送り返されました。