著者のコラム一覧
水井睦みずい整形外科院長

みずい整形外科院長。日本整形外科学会認定専門医、同会認定脊椎脊髄病医、同会認定リウマチ医、日本体育協会認定スポーツドクター。1995年北里大学医学部卒業。横浜市立大学医学部整形外科入局。大学病院、国立病院などを経て、2005年から東京・祐天寺にて開院。

下肢の衰えは動作のエンジン役「臀筋」の劣化につながる

公開日: 更新日:

【Q】80代の母が座るだけでお尻が痛いと訴えます。どんな病気でしょうか?(50代の孝行息子)

【A】昔、年頃の女性はお尻の大きくて硬い男性と結婚しなさいと言われたものです。それはお尻の筋肉があらゆる動作においてエンジンの役割を果たしており、大きく硬いお尻を持つ男性は精力的によく動く、働き者の男性と考えられていたからです。

 お尻は背骨の下に存在する大きな三角形の骨である「仙骨」と「骨盤」、足の付け根から膝までの太ももの骨である「大腿骨」などを支える大臀筋、中臀筋、小臀筋という3つの筋肉からできています。こうした臀筋群のおかげで歩いたり、立ち上がったり、足を回転させたり、体の方向を変えたりできるのです。

 ご質問者のお母さんは、この臀筋群の筋量が落ちた状態なのでしょう。専門的には筋肉が痩せる(筋量が減る)ことを筋萎縮と言います。筋が萎縮すると筋力も低下し、今までできていたことができにくくなります。筋萎縮には筋肉自体が病気による場合(筋原性筋萎縮)と、筋肉に「動きなさい」と直接伝えている運動神経の障害による場合(神経原性筋萎縮)の2通りがあります。それぞれの場合で筋肉の落ち方に特徴があり、前者は近位筋といって二の腕から肩、腰回り、太ももなどの筋肉から落ちていきます。後者は手や足など体から遠い、遠位筋と呼ばれる筋肉の量が減っていきます。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    兵庫県・斎藤元彦知事を追い詰めるTBS「報道特集」本気ジャーナリズムの真骨頂

  2. 2

    前代未聞の壮絶不倫・当事者のひとりがまたも“謎の欠場”…関係者が語った「心配な変化」とは???

  3. 3

    今田美桜「あんぱん」に潜む危険な兆候…「花咲舞が黙ってない」の苦い教訓は生かされるか?

  4. 4

    柴咲コウの創業会社が6期連続赤字「倒産の危機」から大復活…2期連続で黒字化していた!

  5. 5

    男性キャディーが人気女子プロ3人と壮絶不倫!文春砲炸裂で関係者は「さらなる写真流出」に戦々恐々

  1. 6

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  2. 7

    世耕弘成氏「参考人招致」まさかの全会一致で可決…参院のドンから転落した“嫌われ者”の末路

  3. 8

    「羽生結弦は僕のアイドル」…フィギュア鍵山優真の難敵・カザフの新星の意外な素顔

  4. 9

    「フジテレビ問題」第三者委員会の報告会見場に“質問できない席”があった!

  5. 10

    「Nスタ」卒業のホラン千秋にグラビア業界が熱視線…脱いだらスゴい?