半日断食ダイエットで生活リズムを回復「年明けうつ」撃退
「年末年始は一年間で最も太りやすい時期です。だるい、やる気が出ない、というのはそのせいです。とはいえ、その程度の減量のためにスポーツジムに行ったり、食事の量を減らしたりする気にはなれないのではないでしょうか。そこでお勧めしたいのが『半日断食ダイエット』です。朝食を始めて夕食を終えるまでを12時間に制限するだけで、水分はいつ飲んでもいいし、12時間以内なら何をいくら食べても構いません」
この半日断食ダイエットには“科学的根拠”がある。つい最近も「Nature」「Science」と共にライフサイエンス部門で世界最高峰の学術雑誌とされる「Cell」の代謝部門の姉妹誌「Cell Metabolism」のオンライン版(2019年12月2日付)に掲載され、その効果が注目された。
発表したのは米国カリフォルニア大学サンディエゴ校の研究グループで、メタボ患者にこの方法を試したところ、体重が減り、血圧が下がり、インスリン濃度が安定したという。
「研究対象となったのは、朝食開始から夕食を終えるまでの摂取食事時間が14時間以上のメタボ患者19人です。研究ではこの時間を10時間以内に制限し、実験開始前2週間と実験開始後12週間の食事時間と内容を記録・解析しています。ちなみに10時間以内に食事を終える以外の条件はありませんでした」