アバターでVR空間に参加してうつを改善 世界で初めて証明
「レクチャーはアバターに扮した私が行いますが、直感的に内容が深く頭に入ってくるように図解が駆使されています」
■3カ月後も効果あり
レクチャーを理解後は、アプリでの自主練やオンラインサロンでの交流や質疑応答も可能。
「世界的にはメンタル領域でも治療アプリが登場していますが、ユーザー人気に欠けているのが現状です。どんなにいい問題集であっても、それだけを必死に解くだけの受験生は応用が利かないのと一緒で、“いい講義”を受けた“基本”を本質的に理解してからでないと、メンタルでも実生活で使える力にはつながりません」
最近この結果が出た。
本プログラム参加者50人と、「健康についてのコラムを読む」プラセボ群50人とで、うつ状態の変化を比較。結果、全6回の終了時こそグループ間で差はなかったが、終了3カ月後にはVRグループだけに有意なうつ状態の改善が認められた。
「なぜ終了直後ではなく3カ月後にうつ状態が改善したのかはさらに分析が必要ですが、この結果で明らかなのは、『VRで』『アバターで』参加するプログラムにより、抗うつ効果があったということです」
現在、大規模トライアルへの参加者募集中。無料体験が可能だ(https//v-sensei.com)。