起業家の岡本麻里さん 精神病棟への入院経験で学んだ考え方

公開日: 更新日:

岡本麻里さん(31歳/起業家・クリエーター)=精神疾患

 出産後、私生活でさまざまな問題が重なりまして、精神的な疲労から体調を崩した末に、精神病棟に3カ月入院という経験をしました。

 体調不良の始まりは頭痛でした。2016年から17年にかけて2カ月に1度ぐらいの頻度で大きな頭痛に襲われるようになりました。陣痛が頭の中で起こっているような感覚で、バスケットボールを頭の内側からぶつけられているような痛みで、ひどい時は嘔吐して、その後は立てなくなってしまい脳梗塞なんじゃないかと思い、病院へ行くこともありました。

 強い鎮痛剤で少し和らぐものの、定期的にやってくる頭痛にさいなまれ、心労から体重が落ち、夜は眠れないし、電車の中でも過呼吸になることがありました。

 当時は、前の夫の前妻の遺品整理などをしたり、さまざまな人の思いや主張が絡んで体調不良が続き、月1回のペースで夫と2人でカウンセリングを受けていた時期もありました。

 それでも何も解決せず、最終的に「命を失えばわかってもらえるのかな?」と思うようになりました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  2. 2

    桜井ユキ「しあわせは食べて寝て待て」《麦巻さん》《鈴さん》に次ぐ愛されキャラは44歳朝ドラ女優の《青葉さん》

  3. 3

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  4. 4

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  1. 6

    西内まりや→引退、永野芽郁→映画公開…「ニコラ」出身女優2人についた“不条理な格差”

  2. 7

    永野芽郁“二股不倫”疑惑でCM動画削除が加速…聞こえてきたスポンサー関係者の冷静すぎる「本音」

  3. 8

    佐々木朗希が患う「インピンジメント症候群」とは? 専門家は手術の可能性にまで言及

  4. 9

    綾瀬はるかは棚ぼた? 永野芽郁“失脚”でCM美女たちのポスト女王争奪戦が勃発

  5. 10

    江藤拓“年貢大臣”の永田町の評判はパワハラ気質の「困った人」…農水官僚に「このバカヤロー」と八つ当たり