著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

緑や自然がストレスを軽減 机にミニ観葉植物を置くのもOK

公開日: 更新日:

 桜も終わり、新緑の季節が到来しました。気持ちの良い季節になりましたが、人が集まるような場所へ出かける際は、まだまだ油断はできません。「密」を避ける気持ちを持つなど、警戒心を持った行動が大事。一方で、「思う存分、何も気にせず羽を伸ばしたい」という願望にも似た気持ちを抱く方も多いはず。「密」を避けられ、ストレスも吹き飛ばせる場所……そんな場所があれば苦労しないのですが、実は身近に存在することをご存じでしょうか? 

 2019年に発表された米ミシガン大学のハンターらの調査では、都会暮らし36人の被験者に8週間、週に最低3回10分以上、自然に触れる機会をつくって過ごしてもらいました。場所は、被験者それぞれが「自然」と感じる場所(近所の公園だったり、山だったり)を選んでもらい、その上で各被験者に調査期間中、4回にわたってコルチゾールの分泌量(ストレス度合い)をチェックしました。

 その結果、20~30分間、自然に触れると最も効果があることが分かり、ストレス値が1時間当たり28・1%も低下したのです。また、30分を経過するとストレスそのものが下がる半面、下がるペースは鈍化することも分かったそうです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」