著者のコラム一覧
安井謙二整形外科医

東京女子医大整形外科で年間3000人超の肩関節疾患の診療と、約1500件の肩関節手術を経験する。現在は山手クリニック(東京・下北沢)など、東京、埼玉、神奈川の複数の医療機関で肩診療を行う。

整形外科の教科書には「肩凝り」という病名は載っていない

公開日: 更新日:

 一方、「肩が凝る」に相当する英語表現は“have a stiff neck.首すじの不快感”、フランス語圏では“J 'ai malau dos.背中が痛い”が近いようです。つまり日本人が覚える「凝り」に対する適当な表現を持ち合わせてないのです。またこれらの言語を用いる人が日本に在住し、「肩凝り」という表現を知ってから、肩凝りを感じるようになったというエピソードもあります。日本人にとって肩凝りの「肩」は「肩・首・背中」を広く指す一方、外国人にとっての「肩」は肩関節(shoulder)であり、「肩」の範囲が異なることも影響しているかと思われます。

「肩の痛み」と違い、「肩凝り」は世界共通の症状ではなく、日本の文化の中で培われた身体症状なのかもしれませんね。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  2. 2

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  3. 3

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  4. 4

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  5. 5

    東原亜希は「離婚しません」と堂々発言…佐々木希、仲間由紀恵ら“サレ妻”が不倫夫を捨てなかったワケ

  1. 6

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    “令和の米騒動”は収束も…専門家が断言「コメを安く買える時代」が終わったワケ

  4. 9

    長澤まさみ&綾瀬はるか"共演NG説"を根底から覆す三谷幸喜監督の証言 2人をつないだ「ハンバーガー」

  5. 10

    東原亜希は"再構築"アピールも…井上康生の冴えぬ顔に心配される「夫婦関係」