なりたくない病気1位「認知症」の実像 在宅看取り年間200人の名医が語る

公開日: 更新日:

認知症治療薬は、副作用として感情失禁や性格変化につながることもあり、かえって怒りっぽくなったりすることで認知症状が増悪する場合もあります」

 認知症は「予防しよう」「治そう」というものではなく、誰もが訪れる加齢に伴う変化と受け入れながら、症状に合わせた細かな周囲の対応が必要となる。

「画像や検査で『認知症』がわかるだけでは解決につながる服薬調整をすることは困難です。家族が医師に対して『今、何が問題で、何が困っているのか』を伝えることが大切です」

 自宅でもその症状に対応した服薬や介護環境の調整をすることで、本人も家族も認知症とともに「幸福に生きる」ことも可能だと山中医師は言うのである。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  2. 2

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  3. 3

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  4. 4

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  5. 5

    東原亜希は「離婚しません」と堂々発言…佐々木希、仲間由紀恵ら“サレ妻”が不倫夫を捨てなかったワケ

  1. 6

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    “令和の米騒動”は収束も…専門家が断言「コメを安く買える時代」が終わったワケ

  4. 9

    長澤まさみ&綾瀬はるか"共演NG説"を根底から覆す三谷幸喜監督の証言 2人をつないだ「ハンバーガー」

  5. 10

    東原亜希は"再構築"アピールも…井上康生の冴えぬ顔に心配される「夫婦関係」