慢性腎臓病(CKD)は薬では治らない 運動と食事で機能維持に努める
「慢性腎臓病(CKD)」は厳密には病名ではなく、その方の腎臓の状態を示す言葉、つまり総称となります。
「慢性腎臓病にはいろんな種類があるの?」と聞かれることがありますが、慢性糸球体腎炎、糖尿病性腎症、腎硬化症、多発性嚢胞腎などの言葉を耳にした方がそんな疑問を抱かれたのではないかと推測しています。
慢性腎臓病とは状態を示す名前で、それらの原因として慢性糸球体腎炎、糖尿病性腎症、腎硬化症、多発性嚢胞腎などがある。例えば「あなたは慢性腎臓病です。その原因は糖尿病で、糖尿病性腎症と診断されます」と医師から説明を受けることを想像していただくとわかりやすいかもしれません。
原因はいろいろあるとしても、総称として「慢性腎臓病」という言葉を用いて診断されます。
さて、この慢性腎臓病ですが、一度診断されると、投薬などで腎臓の機能が元に戻るということはありません。ですから慢性腎臓病と診断されたなら、以降は腎機能を低下させないようにすることが重要となります。