なぜ糖尿病患者や予備軍には「パーソナル食事コーチャー」が必要なのか

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■「孤独」の解消にも役立つ

 現在、同社では登録している約100人の管理栄養士が、約1000人(30~80代、平均年齢50歳程度)の食事指導をしているという。気になる効果は、サービス開始から2~3カ月で体重2キロ程度、糖尿病の指標となるHbA1cが3カ月で0.5%、半年で1%弱改善した例があるという。

「長期的にダイエットしたいが、効率的に体重を減らす食事の仕方がわからない人、現在は糖尿病や高血圧などの生活習慣病と診断されてはいないが、健康診断の数値が気になり食生活を改善したい人などが利用されるケースが多いと思います」(山上氏)

 なによりこのサービスで重要なポイントは「孤独」の解消にも役立つということだ。じつは「孤独」は健康に悪影響を及ぼすことがわかっていて、その対策のために英国では孤独担当大臣が設置されたほど。心筋梗塞脳梗塞の発症リスクを1.2~1.5倍、糖尿病の発症リスクを1.3~1.5倍にすることがわかっている。


「30分間の栄養指導では、食事や栄養の話だけをするわけではありません。たわいのない世間話に花を咲かせることもあります。それを楽しみに、月1回の食事指導を継続してくれている人も少なくありません。弊社のサービスを開始して半年後の継続率が90%を超えているのは、それも理由だと思います」(山上氏)

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