様子を見ていたら、ゴルフ翌日に腰に痛みが走り歩行困難に…

公開日: 更新日:

腰痛を機に「健康寿命」を意識した患者さんも

 治療1週間後はさほど痛みに変化はみられませんでしたが、幸い日にちを重ねるごとに改善されていきました。

「左足のしびれと痛みは多少あるけど、少し良くなった気がします。実際に歩行距離も少し伸びました」と、1カ月ほど経ったあたりから、明るい経過報告を頂けるようになり、3カ月後には3日に1回ゴルフができるまでに、さらに半年後には、ほぼ痛みは感じない程度にまで、回復されました。

 現在は日常生活では問題ないものの、座ったりゴルフをした後に、少し痛くなる。ご自身でも引き続きストレッチや筋肉のバランスを考えてセルフケアするように伝えました。

 この患者さんのように、腰痛になったことを機に、自分の生活習慣を見直し、これまでしてこなかった運動やストレッチをしたり、意識してストレス解消をしたりと、生活を改善し自分の生き方そのものを見つめなおし、自身の「健康寿命」を意識するようになった患者さんもいます。

 これからの医療に求められるものは、健康寿命を延ばし、自分らしくイキイキした人生を送る力だと考えます。そんな健康寿命の要ともいえる「腰」について、これからこの連載を通じいろいろお伝えできればと思います。

(ILC国際腰痛クリニック東京・簑輪忠明院長)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    僕の理想の指導者は岡田彰布さん…「野村監督になんと言われようと絶対に一軍に上げたる!」

  4. 4

    永野芽郁は大河とラジオは先手を打つように辞退したが…今のところ「謹慎」の発表がない理由

  5. 5

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  1. 6

    大阪万博「午後11時閉場」検討のトンデモ策に現場職員から悲鳴…終電なくなり長時間労働の恐れも

  2. 7

    威圧的指導に選手反発、脱走者まで…新体操強化本部長パワハラ指導の根源はロシア依存

  3. 8

    ガーシー氏“暴露”…元アイドルらが王族らに買われる闇オーディション「サウジ案件」を業界人語る

  4. 9

    綱とり大の里の変貌ぶりに周囲もビックリ!歴代最速、所要13場所での横綱昇進が見えてきた

  5. 10

    内野聖陽が見せる父親の背中…15年ぶり主演ドラマ「PJ」は《パワハラ》《愛情》《ホームドラマ》の「ちゃんぽん」だ