更年期症状だと思っていたら「心房細動」だった…放置すると脳梗塞も
動悸・息切れ、疲労感、食欲低下、頻尿といった心房細動を疑う症状があれば病院を受診する。症状がないからといって、「自分は大丈夫」との思い込み厳禁なのも前述の通り。
■スマートウオッチで早期発見
「ご自身で脈を測定し、脈の乱れなどを確認する。さらに今は、自宅で簡単に心電図をチェックできるツールが複数出ています」
アップルウオッチをはじめとするスマートウオッチには脈拍を測定する機能がついている。またオムロンは、指や足を触れさせるだけで測定できる携帯型心電計を発売している。病院で測定できる心電図は、24時間ホルター心電図(24時間装置を身につけて測定する検査)にしても、その検査をしている時の心電図しかチェックできない。しかし心房細動は常時起こっているとは限らず、検査時は正常ということも。24時間どころか、毎日装着するスマートウオッチは、日々の心臓の動きをチェックできるので、心房細動早期発見の強い味方となる。
「動悸で受診されたある女性は検査しても引っかからず、24時間ホルターでも異常が見つかりませんでした。スマートウオッチの話をしたら、すぐに購入。それによって心房細動が判明し、診断がつきました」