皮膚に現れた「できもの」の正体(4)【基底細胞がん】黒々としたいびつな形のホクロはがんかもしれない

公開日: 更新日:

 50歳ごろから現れる“膨れるホクロ”は、じつはがんかもしれない。そう言われると心配になるが、「そこまで神経質にならなくていい」という。皮膚腫瘍外科指導専門医で「あきおか形成外科」(大阪府高槻市)の秋岡二郎院長がこう続ける。

「黒いホクロと見分けるのが難しい『基底細胞がん』は、悪性度が非常に低いのです。死に至るというケースはほぼないので、慌てる必要はありません。そうはいっても、がん細胞が大きくなってしまうと転移する場合もありますから、小さいうちに取っておいた方がいいと考えます」

 膨れるホクロと基底細胞がんの見分けがつきにくいのは、ほぼ同じ場所にできるからだという。どちらも鼻や眉毛の近く、そして目のキワあたりに現れやすい。見た目の特徴としては、基底細胞がんが無機質で黒々としているのに対し、ホクロは茶色が少し混じっていたり、ちょっと色が薄かったりする。また、基底細胞がんはややギザギザでいびつな形をしているが、ホクロは真ん丸に近い。つまり、見るからに“禍々しい”ようであれば基底細胞がんの可能性があり、なんとなく“おとなしそう”に見えるならホクロと考えられる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  2. 2

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  3. 3

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  4. 4

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  5. 5

    東原亜希は「離婚しません」と堂々発言…佐々木希、仲間由紀恵ら“サレ妻”が不倫夫を捨てなかったワケ

  1. 6

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    “令和の米騒動”は収束も…専門家が断言「コメを安く買える時代」が終わったワケ

  4. 9

    長澤まさみ&綾瀬はるか"共演NG説"を根底から覆す三谷幸喜監督の証言 2人をつないだ「ハンバーガー」

  5. 10

    東原亜希は"再構築"アピールも…井上康生の冴えぬ顔に心配される「夫婦関係」