著者のコラム一覧
西内義雄医療・保健ジャーナリスト

医療・保健ジャーナリスト。強みは各地に顔見知りの保健師がいること。両親&義両親の介護・看取りを経験。

回復期リハビリテーション病棟を利用するなら…1つだけ注意点あり

公開日: 更新日:

 前回ご紹介した回復期リハビリテーション病棟は、急性期を脱した脳血管疾患や骨折などの患者が、在宅復帰を目指し集中的なリハビリを行う施設のこと。一般の病棟と違い、医師、看護師、栄養士、理学療法士、作業療法士らがチームを組んで機能訓練を行い、ADL(日常生活動作)の回復と自立した生活を目標に、日々のプログラムが組まれる。

 こんなに頼りになるところはないのだが、一つだけ注意点がある。それは、どのような雰囲気なのか必ず複数を候補に入れ、自身でどのような体制なのか確かめることだ。

 筆者が母親をこの病棟に入れる際、近隣に4つの候補があった。いずれも比較的大きな病院だったが、電話で問い合わせをするとスムーズにソーシャルワーカーにつながらないところがあった。入院すれば綿密な連絡を取ることになるので、最初からこれではちょっと不安が残った。実際、その病院は質問に対する返事も遅く、早い段階で候補から外れた。

 病棟への申し込みは急性期病院から先方に送ってもらうことができるが、全て任せるだけでなく見学や相談に行くことをお勧めする。病棟の雰囲気を確かめるためだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    美川憲一「もういいわ」和田アキ子「ありえない」…切り捨てた重鎮に見捨てられたNHK紅白の末路

  2. 2

    「重圧は言い訳にならない」とバッサリ、体操界レジェンド池谷幸雄氏が語る「エース不在」の影響

  3. 3

    オリンピアンの大甘同情論に透ける「特権意識」…血税注ぎ込まれているだけに厳罰必至の当然

  4. 4

    悠仁さまが“定員3人”の狭き門・筑波大AC入試も余裕でクリアできるワケ…9月初めにも明らかに?

  5. 5

    体操界は飲酒喫煙「常態化」の衝撃…かつてスポンサー企業もブチギレていた!

  1. 6

    パリ五輪辞退の宮田笙子は再起できるのか…境遇が重ねられるバトミントン桃田賢斗はその後

  2. 7

    ひっそりと存在消された NHK“車上不倫”人気アナカップル

  3. 8

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  4. 9

    美川憲一がジャニー氏性加害問題に言及した重み…“オネエキャラ”転身までの苦難の道のり

  5. 10

    スピードワゴン小沢一敬は松本人志と一蓮托生で復帰不可能か…幸せの骨頂の相方とは絶望的格差