マジシャン矢神潤さんは白血病など4回の命の危機を乗り越えた

公開日: 更新日:

 その後、このまま助かると思っていた矢先に足のしびれがだんだんと酷くなり、そのしびれが胸の辺りにまで広がって感覚がなくなり、立つことも歩くこともできなくなりました。そこで、いろいろと検査をした結果、難病指定されている「慢性炎症性脱髄性多発神経炎」との診断でした。神経内科の主治医からは「治療はするが、二度と歩くことはできないかも」と言われました。それでも、つらく過酷なリハビリを続けて、杖をついて歩くまでに回復。白血病再発から2年半で復帰を果たしました。

 しかし、立て続けに2021年、50歳の時に間質性肺炎と一般的な肺炎を併発し、救急車で搬送されてこれもまた命の危機にさらされることになりました。それでも助かり、今こうして4回の命の危機を乗り越えながらも生きています!

 これだけの病気に好かれ、時には自殺も考えたこともありましたが、闘病中の沈んだ気持ちを前向きにさせることによって、病気や治療と向き合うことができました。

 そのための方法は、まず気持ちが落ちそうな時は呼吸が浅くなって余裕がなくなるので、深呼吸をするクセをつける。また、「なぜ?」を追求しない。「なぜ病気になった?」や「病気になった原因は?」といった「なぜ?」ばかりを調べても、良くないことばかり書いてあって、余計に落ち込んでしまうからです。そこを調べても病気は治りません。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕の理想の指導者は岡田彰布さん…「野村監督になんと言われようと絶対に一軍に上げたる!」

  2. 2

    小泉進次郎氏「コメ大臣」就任で露呈…妻・滝川クリステルの致命的な“同性ウケ”の悪さ

  3. 3

    綱とり大の里の変貌ぶりに周囲もビックリ!歴代最速、所要13場所での横綱昇進が見えてきた

  4. 4

    永野芽郁は映画「かくかくしかじか」に続きNHK大河「豊臣兄弟!」に強行出演へ

  5. 5

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  1. 6

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  2. 7

    関西の無名大学が快進撃! 10年で「定員390人→1400人超」と規模拡大のワケ

  3. 8

    相撲は横綱だけにあらず…次期大関はアラサー三役陣「霧・栄・若」か、若手有望株「青・桜」か?

  4. 9

    「進次郎構文」コメ担当大臣就任で早くも炸裂…農水省職員「君は改革派? 保守派?」と聞かれ困惑

  5. 10

    “虫の王国”夢洲の生態系を大阪万博が破壊した…蚊に似たユスリカ大量発生の理由